ハイボールを楽しもう|起源や作り方を深掘り
ウイスキーを炭酸で割ることで、樽香と爽やかな爽快感が楽しめる飲み方「ハイボール」。近年ハイボールの人気が高まっており、多くの方が親しむお酒となりました。ハイボールに力を入れるお店も増え、お家でウイスキーを嗜む時でも「ハイボール」で飲む方も多いのではないでしょうか。
今回は、ハイボールについて起源や作り方からその魅力について深掘りしていきます。
ハイボールとは?
「ハイボール」というと多くの方が「ウイスキーのソーダ割り」を思い浮かべるでしょう。実際に「ハイボール」は「ウイスキーのソーダ割り」を指すことが多いですが、実はハイボールは広い意味で蒸留酒をノンアルコール飲料で割ったものとされています。
ウイスキーのハイボール以外はコークハイや緑茶ハイのように○○ハイとなることが多いため、単に「ハイボール」と呼ぶ場合は「ウイスキーのソーダ割り」となるでしょう。
ハイボールの特徴
ハイボールは、ウイスキーに対して3〜4倍の炭酸水で割る飲み方です。そのため、ストレート(関連記事)やトワイスアップ(関連記事)、ロックなどの飲み方と比べて低アルコール度数でウイスキーを楽しむ事ができます。
また、炭酸によるシュワシュワとした刺激と爽快感がウイスキーを気軽に楽しませてくれるでしょう。
ハイボールの起源
ハイボールの起源は諸説ありますが、その中に「デュワーズ」が起源である説があります。
1891年のニューヨーク。デュワーズブランド創設者の一人であるトミー・デュワーは友人とウイスキーを楽しもうとサロンへ行きました。しかし、そこで出されたグラスが小さかったため、トミー・デュワーはウェイターに「もっと背の高い(high)グラスにしてくれないか。そうすればもっと楽しめる(have a ball)」と言いました。その瞬間、highとhave a ballを掛け合わせてハイボールが誕生したと言われています。(https://dewars-jp.com/heritage.html)
背の高いグラスにすることで、炭酸が長持ちし、飲みやすさが向上します。デュワーズの魅力を知り尽くした上で、より良い楽しみ方を知っていたトミー・デュワー。彼が思うもっと楽しめる飲み方こそ「ハイボール」だったのかもしれません。
ハイボールの作り方
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割った飲み方ですが、その作り方はさまざまです。
【オーソドックスな作り方】
- よく冷えたグラスに氷を入れて、ウイスキーを注ぐ。
- ステアし、ウイスキーを冷やす。
- 氷に当たらないように炭酸水を注ぐ。
- 2〜3周ほど軽く混ぜたら完成。
ウイスキーやグラスは良く冷やしておき、炭酸水を注いだ後は炭酸が抜けないように注意することがポイントです。
他にも氷を入れない古風な製法の「神戸ハイボール」。志村けんさんが愛したと言われる「志村ハイボール」などがあります。ぜひ、さまざまなハイボールをお楽しみください。