ウイスキーを味わうとき、皆さんはどんなおつまみを合わせていますか?チョコレートやナッツも人気ですが、「ドライフルーツ」も忘れてはいけません。ドライフルーツもまた、ウイスキーの魅力を最大限に引き立てる“通な”お供なのです。
なぜドライフルーツがウイスキーに合うのか?

ドライフルーツとウイスキーが好相性な理由は、大きく分けて3つあります。
1. 香りの相乗効果
シェリー樽熟成のシングルモルトには、干しぶどうやプルーンのような濃密な甘い香りが感じられることがあります。そこに実際のドライフルーツを添えることで、香りの層がさらに厚みを増し、まるでデザートのような贅沢な体験に。
2. 味のバランス
ウイスキーのアルコールの刺激を、ドライフルーツの自然な甘みと酸味がやさしく包み込んでくれます。特に、無添加のドライいちじくやデーツは、口当たりがなめらかで、長期熟成モルトとの相性は抜群。ウイスキーの苦味やスモーキーさとのコントラストが、味覚の中に奥行きを生み出します。
3. 共通する熟成感
ドライフルーツもウイスキーも、時間をかけて風味を深めていく点で共通しています。時間が育てた味わい同士が出会うことで、どちらか一方だけでは感じられない「熟成のハーモニー」が生まれるのです。
おすすめのドライフルーツとウイスキーの組み合わせ

おすすめのペアリングとしては、
- デュワーズ15年
バランスの取れた味わいには、ドライアプリコットやイチジクがよく合います - ロイヤルブラックラ12年
華やかな香りにはレーズンやドライマンゴー - アバフェルディ12年
ハチミツのような甘みにはドライバナナや干し柿がおすすめ
ペアリングのコツ
最後にペアリングのコツは「少しずつ試す」こと。ひと口のウイスキーストレートに対して、ごく小さな一片のドライフルーツを合わせてみてください。口の中で広がる風味の変化に、驚くはずです。
まとめ
ウイスキーとドライフルーツのペアリングは、まさに“大人の愉しみ”。次の一杯は、ぜひ通好みの組み合わせで楽しんでみてください。