コラム

2025.02.05

ウイスキーのお湯割りの楽しみ方|特徴と魅力を解説

  • ウイスキー知識

寒い季節やリラックスしたい夜にぴったりの飲み方といえば、「ウイスキーのお湯割り」。お湯割りにすると、ウイスキーの中に隠れていた繊細な香りがふんわりと広がり、温かさと共に体を内側から癒してくれることが魅力のひとつです。
この記事では、お湯割りの基本から美味しく作るポイント、さらにはアレンジ方法まで詳しく解説します。ウイスキーのお湯割りの奥深さを知り、その楽しみ方をぜひ堪能してください。

ウイスキーのお湯割りの基本

ウイスキーのお湯割りは、ウイスキー1に対してお湯2〜3の割合が一般的です。日本では、焼酎のお湯割りから着想を得てこの飲み方が広まりましたが、お湯割りはホットウイスキーとしてスコットランドやアイルランドでも親しまれています。特に寒い冬には体を芯から温めてくれるため、バーでも自宅でも定番の一杯と言えるでしょう。
また、お湯を加えることで、ウイスキー独特の強い刺激が抑えられるため、ウイスキーが初めての方にもおすすめです。

作り方

必要なもの

  • お気に入りのウイスキー
  • お湯(70〜80℃が目安)
  • 耐熱グラスまたはマグカップ
  • スプーン

手順

1.グラスを温める
耐熱グラスまたはマグカップに少量のお湯を注ぎ、グラス全体を温めます。その後お湯を捨て、温かい状態にしておきます。

2.ウイスキーを注ぐ
グラスにウイスキーを先に注ぎます。量は30ml程度が目安です。

3.お湯を加える
ウイスキーの上から静かにお湯を注ぎます。このとき、スプーンにお湯をあてながら注ぐとウイスキーとお湯が自然に混ざり、香りが引き立ちます。

4.混ぜる
最後にスプーンで軽くかき混ぜ、全体を均一にします。これで完成です!

美味しく作るポイント

1.お湯の温度にこだわる
お湯は熱すぎるとウイスキーの繊細な香りを飛ばしてしまうので、70〜80℃が最適です。ケトルで沸騰したお湯を少し冷ましてから使うとよいでしょう。

2.ウイスキーを注ぐ順番
作り方の一例として、ウイスキーを先に注ぐとお伝えしましたが、ウイスキーを後に入れる作り方もあります。先に入れた方が、お湯と混ざりやすく甘みを感じやすいですが、ウイスキーを後に入れた方が香りがよくなりやすいです。
ぜひ、ウイスキーごとにお好みの作り方を見つけてみてください!

3.ウイスキーの選び方
クセの少ないブレンデッドウイスキーやライトな味わいのシングルモルトがお湯割りにはおすすめです。香りがよく甘みが際立ちやすいため、クセのない銘柄を選ぶといいでしょう。
ただ、クセのあるシングルモルトでもお湯割りが合うことがあります。慣れてきたらクセのある銘柄でもお試しください!

お湯割りのアレンジ方法

ウイスキーのお湯割りはアレンジの幅が広いのも魅力です。ここではおすすめのアレンジ方法をいくつかご紹介します。

1.柑橘類を加える

グラスにレモンやオレンジのスライスを添えると、爽やかな香りが加わります。冬場にはゆずを浮かべると和の香りが漂うお湯割りとなりおすすめです。

2.ハチミツをプラス

お好みの量のハチミツを加えると、甘みとコクが加わりよりリッチな味わいになります。ハチミツやバニラの香りが楽しめるバーボン樽熟成のウイスキーが合いやすいです。

3.スパイスを加える

シナモンスティックやクローブをひとかけら加えると、スパイシーで奥深い風味が楽しめます。寒い日のリラックスタイムにぴったりな一杯となるでしょう。

4.お茶で割る

お湯の代わりにお茶を使うとカクテルのような一杯になります。アールグレイやダージリンなど、紅茶が定番ですが、ほうじ茶や緑茶、ハーブティなどもおすすめです。ぜひ試してみてください。

まとめ

ウイスキーのお湯割りは、シンプルでありながら奥深い楽しみ方ができる飲み方です。
お湯を加えることでウイスキーの新たな一面に気づけたり、自分好みにアレンジしたりと、幅広い楽しみ方が可能。これからの季節、体を温めてくれる一杯として、自宅でゆっくりとウイスキーのお湯割りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
お気に入りのウイスキーで、自分だけの贅沢な時間をお過ごしください。