「もう一口」食べたくなる魚介の旨味|鱈のピルピル
スペイングルメの宝庫、バスク地方。
今回はバスク地方の伝統郷土料理の1つ、「ピルピル」をご紹介します。
ピルピルとは、
白身魚の鱈をオリーブオイルで煮込み、ニンニク、赤唐辛子を加えた料理で、
独特な「ピルピル」という名前は、煮込んでいるときのオリーブオイルがはねる音から名付けられました。
日本でもよく知られる「アヒージョ」と違い、
じっくり時間をかけて素材の旨味を引き出し、オリーブオイルに溶かし込み乳化させて作ります。
旨味が詰まったとろっとしたスープは、バゲットとの相性も抜群です。
今回、合わせるのはデュワーズ15年ボトルをロックで。
乳化したオイルに濃縮された鱈の旨味がいっぱいに広がった口に、
デュワーズ15年ボトルを一口。
上品なフルーティーさと芳醇な香りが鼻に抜け、
魚介の風味を一層引き立てます。
一口、また一口とつい手が伸びてしまう一品。
■「鱈のピルピル」の作り方
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【材料(1~2人分)】
塩鱈・・・・・・・・・・2切れ
マッシュルーム・・・・・4個
白ワイン・・・・・・・・50ml
オリーブオイル・・・・・50ml
乾燥唐辛子・・・・・・・1本
塩・・・・・・・・・・・適量
こしょう・・・・・・・・適量
パセリのみじん切り・・・少々
【作り方】
1.鱈の骨を抜き、白ワインを振りかけます。
2.小さい鍋にオリーブオイルとにんにくの薄切り、唐辛子を入れて火にかけ、色づけたら取り出します。
3.火を切って油の温度が下がったら、鱈とマッシュルームエビを加えてじんわりピルピルと火を通します。
4.火の通った具から引き揚げて盛りつけ、茶こしでソースを混ぜて乳化させます。
5.ソースをかけて唐辛子とにんにくを散らし、最後にパセリを振ったら完成です。
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意外とシンプルな食材と手順で作れてしまうので、
一人暮らしの自炊にもおすすめです。
食べたことがない方も是非一度。